献堂25周年記念想い出集
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対談(全6ページ)

「深堀と善長谷あれこれ」

ス:山口スマさん、節:山口節子さん、三:三浦香夜乃(聞き手)
 

三:「教会が出来たときの最初の役員さんは誰やったと?」

ス:「うちの父ちゃん(山口金一)と古曾さんが役員っていうか最初の顧問さん。そして、渋谷神父様がこの古曾さんと話し合って、ここの土地をちゃんと買うようになったと。」

節:「その前、善長谷から下った人は皆、善長(谷)に登って行きよったと?」

ス:「私たちが結婚した時はここに教会が無かったので善長谷まで登りよったぁ。」

節:「その時は結婚して深堀に住んどったとたいね。」

ス:「うん、戦後21年に結婚したけん21年から深堀に。」

節:「四丁目にね?」

ス:「四丁目に。」

三:「あー、おじちゃんも善長の人?」

節:「そう、そう。」

三:「あーそー。」

節:「それで、川南の昔の社宅と言うか、四丁目に、川南に行く人たちや善長から下って来た人たちも、そこに移り住み住みしよった訳ね。そいで、信者の人たちも少しずつ増えていったけど、そのかわり教会が無かったから。」

ス:「20棟ぐらいしかなかったとね。」

三:「あーそー。」

ス:「最初、渋谷神父様が来られた時は、ほとんど善長谷から下って移り住んだ人が、あの四丁目にほとんど居ったと。」

節:「そう四丁目に、その人たちが。」

ス:「未だ団地が出来て、埋め立てが行われていた時だから。」

節:「団地は、ほら、30年前やけん。」

三:「そしたら、ずっと善長にミサは行きよった訳たいね。」

ス:「うん。ここ深堀に無かったからね。」
節「神父様が来たのが昭和35年?」

ス:「さんじゅうーー。」

節:「何かに載っとったね?」

ス:「何かに載っとったね。」

節:「私が結婚した時が昭和36年やったから、その前の年に来たと言いよったので。」

ス:「そいで、私たち、私と父ちゃんが仲人で結婚式をしたと。」

節:「上の。」
 
 
旧深堀教会 民家風の仮聖堂であった

三:「上の教会で。」

節:「そうけん、深堀教会の第1号と言うこと。」

三:「あーそー、はいはい。」

ス:「ここの第1号。」

三:「へー。そしたら、ここの土地を神父様が買ってから、この教会を始めたと言うこと?」

節:「そう。そこに昔の武家屋敷みたいな所でね。」

ス:「そこにちゃんと祭壇を作って。」

節:「そう、祭壇を作ってね。」

三:「へー。」

ス:「普通の民家であったから、そこは。」

節:「天井の低かったと。」

ス:「天井のものすごく低かったと。侍が住んどったから。そこで、刀を振り上げんごと天井は低くしとったと。」

節:「低くしとったと言いよったね。」
 
 

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