想い出2
ライン


鐘楼建設の思い出 

旧経済評議員 林山 宇佐男
 

 「原爆が落ちても鐘楼だけは残ったよ」と言うような丈夫な鐘楼を作りましょうや、という佐藤神父様の願い通り、風速100米の台風にも耐える鐘楼が完成した。鉄骨の強度は見ての通り、基礎の丈夫さときたら、他の鐘楼よりははるかに強くできていると思う。

 知っている人でないとわからないでしょう。昭和54年3月21日です、つまり54321という記念すべき日です。後で建立板を刻む時に気付いて「神父様知っていたのですか」と尋ねたら、「知るもんな、偶然さ」と言っておられたが、おそらくその日を選んだのでしょう。台座に刻んである“深堀カトリック教会”の字は、山口金一さん直筆です。鐘は西田鋳造所(現神の島工業団地)で製作されたものです。

 据付の前日は谷口さん方で信徒会及び婦人会の手によって、紅白の餅つきをして用意し、据付当日3月25日、日曜日のミサ後幼稚園児を先頭に信徒全員でロープを引っ張って、エイヤ、エイヤの掛け声に合わせて吊り上げられ、無事据付けられた。今度は西田忠神父様の司式により祝別され、無事に祝別式を終わる事が出来ました。祝別には香焼教会の浜口健一神父様もお祝いにかけつけて下さって、神父様方で餅まきをして賑やかな一日でした。

 鐘楼及び防護柵も大浜工業の社長自ら設計製作され、据付けにあたってはレッカー車まで用意し完成して、教会に寄贈されたものです。大浜さんに感謝
 

25周年に思う 

旧経済評議員
田中 万作
 
 
 

 小教区設立25周年を迎えるお恵みを、皆様と共に感謝いたします。深堀教会の基礎を造られた大恩人(故)渋谷神父様、歴代の神父様方、純心聖母会のシスター方、善長谷、深堀の信徒の方々、このようなすべての方々のお祈り、援助、奉仕、犠牲に支えられて今日を迎えられたことを改めて感謝します。

 深堀小教区に属している私たちが、ご聖体に生かされている私たちが、毎日の生活の中で接する人々の中に主を見出すお恵みが与えられますように、又今日の時を大切に生かせて下さいと願わずにはいられない。今日程あらゆる分野で日進月歩と発展のテンポの早い時代にこそ、みことばに従順な行いが求められているのではないでしょうか?

 ヨハネ13章(34〜35節)「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。」

 又、信徒使徒職に関する教令の中にも個人的、共同体的にも使徒職が求められている現在、こうした節目を機会に、今一層心新たにし聖霊のお恵みを聖母に願いながら、深堀小教区共同体が心と力を合わせて、今後共前進するお恵みを与えて下さいますように祈りながら、25周年を感謝のうちに。


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