長崎大司教区

深堀小教区設立に関して

 

 

　小教区設立に関して記すとき、渋谷神父様のことを抜きにしては何も語ることが出来ない。神父様は1960年9月より1972年10月まで、12年間の長きに亘り深堀教会発展のためにご尽力なされた。

この間神父様は、正式には「深堀教会主管者」としての任にあり、主管として当教会のために献身されたのである。私財を投じての教会境内地の購入、教会の創設、深堀カトリック幼稚園の創立、教会墓地の建設など、数々の偉業を達成された。その功績は計り知れず、枚挙できない。当教会にとっては、決して忘れることの出来ない大恩人、神父様である。

　渋谷神父様は1972年10月7日に逝去されたが、神父様に関する記事を掲載している同年11月1日発行の「カトリック教報」によれば、「深堀教会主任（兼任）、深堀カトリック幼稚園園長、西田忠師、10月23日付」と教区辞令の項に記載されている。

それ故、西田神父様が初代主任司祭として正式に任命され、深堀小教区として設立されたことになる｡この時代を取ると1997年10月で小教区設立25周年を迎えた。あわせて、2001年深堀教会献堂25周年、善長谷教会献堂50周年をむかえ、記念事業を行った。

 

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