江袋(えぶくろ)教会
 
江袋教会案内

 明治15(1882)年 パリ外国宣教会ブレル神父指揮のもと、西彼杵・黒崎村の川原久米造を棟梁とし、集落戸数僅か17戸の信徒の労働奉仕と近隣の信徒の協力を得て創立され、イエスの聖心に奉献された。建物の構造は、木造瓦葺き平屋建て、実際に使用されている木造の教会では県内で最も古い。
 
 現在の屋根は、単層構成で変形寄棟の形態をなしているが、建設当時は小さな塔が設けられ、玄関も洋式だった。内部は平成8年までもとのままで、天井はコウモリ天井、窓は洋式のアーチ型で、外に鎧戸、内にフランス製の色ガラスをはめた扉があった。

 窓も色ガラスも貴重なものであったが、次第に老朽化が進み、平成8年秋に行われた修復工事で、現在の窓とステンドグラスに取り替えた。しかし、内陣中央の上部に設置されている3つの窓と色ガラスは、比較的保存状態が良かったので、当時を偲ばせるものとして保存している。

新魚目町
 

 
 
 
 
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